「真緒子。聞いてる?」
真緒子は、びっくりして何がなんだかわからないっていう顔をしていた。
「え、あ、あの、え?」
混乱するのも分かる。

昨日までの私なら、告白なんて考えなかったから。

「真緒子、私、別に今すぐになんて思ってないんだ。」
真緒子に私の気持ちを伝える。
智君にもこんな風に、はっきり言えたらな…

「二年生までには。あと、半年近くあるよ。」


真緒子は、今度は心配そうな顔をしてた。
真緒子はしばらく話さなかった、重い口を開いた。
「友愛、どうしたの?友愛が成長したのはいいことだと思うけど…」
そこで二人は、いすに座ったまま顔を下に向けた。

「断られたら…好きな人居るのかって聞いて…諦めるつもり。」