─10月中旬─
「るーいー」
「なにー?空希」
あれから涙はちゃんと僕のことを呼び捨てしてくれるようになった。
「今度どっか遊びにいこうよ」
少し涼しくなってきたので今日はいつもの4人と涙と屋上で昼食をとっていた。
秋風が涙の少し茶色く染まった髪を撫でる。
「あ、いいねー」
「いこー、いこー!」
涙は腕を上下に振って子供のように喜ぶ。
その仕草に僕は少し笑った。
「じゃあどこ行く?」
「べつにどこでもいいよー」
「あ、やっぱり空希の行きたい場所!」
「え、僕の行きたい場所?」
「うん、私それならどこでも行くよー」
楽しそうにそう話す涙を見て僕は思いついた。
「じゃあ秋祭りとか行く?」
秋祭りとは、隣町で毎年開催される祭りだ。
模擬店なんかがいっぱい出て獅子舞もある。
去年は4人で行った事もある。
「行く行く!」
「楽しみ!」
涙はそう言って微笑んだ。
「るーいー」
「なにー?空希」
あれから涙はちゃんと僕のことを呼び捨てしてくれるようになった。
「今度どっか遊びにいこうよ」
少し涼しくなってきたので今日はいつもの4人と涙と屋上で昼食をとっていた。
秋風が涙の少し茶色く染まった髪を撫でる。
「あ、いいねー」
「いこー、いこー!」
涙は腕を上下に振って子供のように喜ぶ。
その仕草に僕は少し笑った。
「じゃあどこ行く?」
「べつにどこでもいいよー」
「あ、やっぱり空希の行きたい場所!」
「え、僕の行きたい場所?」
「うん、私それならどこでも行くよー」
楽しそうにそう話す涙を見て僕は思いついた。
「じゃあ秋祭りとか行く?」
秋祭りとは、隣町で毎年開催される祭りだ。
模擬店なんかがいっぱい出て獅子舞もある。
去年は4人で行った事もある。
「行く行く!」
「楽しみ!」
涙はそう言って微笑んだ。