周りに人が集まってくる


零央は真っ青にして、何度も美柚のことを呼び続ける


美柚は重症というほどではないものの、気を失っていた


救急車が到着し、美柚はすぐさま病院へと搬送された


いつの間にか、どこにも花蓮の姿は見えなかった


「あいつ…逃げやがったな…」


数日後、なぜか俺まで零央とお見舞いへいくことになった


「なんで俺が行かなきゃならねーんだよ?お前からあいつの話はよく聞いてるけど、あいつとは一応初対面なんだけど?」