「美柚?どうした?ぼーっとして」


「あ…ちょっと考え事。大丈夫」


「そうそう、そうやって俺のことだけ考えといて」


亮はとても嬉しそう


「ち、ちがっ「却下」


私の声に被せてくる第三者の声


聞き覚えのある…さっきまでずっと聞いていたその声


まさかと思い、私は声のする方を見た


「…零央?!どうして…」