運命〜君に出会えた奇跡〜






「あ〜めんどくさい〜だるい。」




新生活 新しい新品の慣れない制服
何もかもが新たな一歩を踏もうとしてる



そんな私はこの先に待っている事なんて
考えもせずにただ真っ直ぐに生きてた



“ 根本 沙奈 クラス 1-3 ”



クラス発表を見て重たい足取り


新しいクラスに入るなりに浮いてた…


なかなか友達も出来ない…









「沙奈〜!!!友達できた〜?」



明るく寄ってくるのは仲良い親友の静香



「ど〜でもいい。」


「またあんた友達減るよう〜」



分かってる今でも聞こえるよ陰口が


けど自分は自分だからただの強がりは
自分でさえ分かってるけど



話ながら帰る登下校の道最寄りまで




着こうとした瞬間 …










着信音が聞こえた


“ 裕也 ”


私の彼氏。中学時代からの彼氏
正直めんどくさいけど離れれない




“もしもし〜なに?”


“今日さバイト前に家行く ぢゃ”


プツーー。






ヤりたいだけの癖にバイト行くまでの
時間って1時間だけなのに



「また〜あいつから?いい加減にしたら」










分かってるよ身体だけの
欲求みたされてる


って事を昔からそうだいい時だけで



いつからか2人とも変わっていった
最初からそうぢゃない最初は幸せ溢れてた



家に着くなり ガチャ 扉が開く音


ドカドカ入ってくる足音…怖さもある



そのままベッドに寝かされて


キスして首から胸へどんどん下がってく

されるがままにされる自分に腹が立つ



全部が全部終わった瞬間



「ぢゃ!バイトがんばれよ!」



すぐに帰る足音 玄関が閉まる音ともに
涙が溢れていく こんな事望んでない












高校にはいってから
彼の束縛はエスカレートにどんどん


キツくなりバイト先まで来るようになった

愛ぢゃないこれはとっくの前に気づいてた





自分のオモチャを誰かに取られたくない
子供みたいに私にすがってるだけ




そんな私にも 別れるきっかけができた


グループで繋がっていたクラスの男子



その子はいつでも優しくて惹かれていく
別れる前から連絡はとっていた



それが嫌になり別れを決意それか始まる
彼へのストーカー いや、復讐…




それなりに噂はあっとゆう間に広がり
学校公認の2人になっていってた矢先…













だから私は決意した時に
別れを裕也に告げたんだ…





幸せの中の地獄 鳴り止まぬ携帯
100件以上は来るメールに
300件かかってくる電話を眺めてわ





無理に戻ろうとする自分もいた
けど会いたくない怖さが勝つ




それがある時ピタリと来なくなった…



次の日から噂で聞いた新しい彼女



正直ホッとして安心して涙が出た



この人にかけていた時間と自分の価値
全てが奪い去られた気がして仕方なかった



でも…同時に求めて来られない




悲しさもあったんだ…












必死に埋めようとした

紹介された男の家に1人で行く足取り

ただヤるだけに呼ばれてるそんな気がした




冷たい目でずっと私を抱いてるんだ
高1でませた餓鬼だったよね…笑えるね




ずっとまた違う人を繰り返していた
涙と止まらなかった 何も埋めれてなかった


どうしても家に帰る時の悲しさと
もちろん帰らない子供を心配し


親も怒鳴り散らす 家族との絆も
次第に壊れ始めてたのも知ってた…





そんな時 会えたんだよ…俊哉に
大事な人の大事な人…複雑な関係





分かってても止まれなかったんだ

笑顔で話してくれる君に恋をしました。







キンコーンカンコーン〜♪♪



慣れない学校生活も次第に慣れてきて
ダルい身体を起き上がらせて



帰る支度をした
まだ私の噂は絶えないでいる




どこからか聞こえる噂
こんな世の中だからSNSでの噂



怖い世の中になったよね…



「沙奈…ちょっと頼みたい事あるの」


私に話しかけてきたのは
クラスで唯一の友達の莉子だった



「ん〜どした〜?」

「帰ったら暇してる?」


たわいもない会話が続いた
正直帰って寝たかったけど友達の頼み


悩んでる顔は弱いから…



友達の頼みは今いい感じの人がいる
けど2人で会うのは嫌だからって



正直会わなかったらいいよねって
思いながらも着いて行く



「あっ!俊哉君!こっち!!!」


パッと下向いてた顔を上げた瞬間


一目惚れしたんだ その真っ直ぐに
見つめる目をみて無い物があるような気がして











彼はだいぶの人見知りか
莉子にさえも話さない…


何のために会ってるんだろ
話したいし声かけたい色んな感情





けど応援してるフリをする



彼が初めて口を開けた瞬間
ずっと私の目を見て話してくれてる



ドキドキとハラハラが入り混じり
どうにもならない感情が込み上げる




お願い私に希望をください…