そう、思ったはずなのに…
その決意は次の日の放課後、もろくも崩れさった。
「あ、アイスでも食べてく?美羽も前から食べたいって言っ……んっ!?」
「葉月?どうしたの?」
「あいつ…昨日話したでしょ。」
「あぁ!突然キスしてきた一年ね!」
「しーっ声がでかいって!!」
「なんだ、可愛いじゃん。葉月、付き合っちゃえば?」
「変なこと言わないで!早く行こっ気づかれる前に…」
「手遅れでしょ。だってもうこっち来てるもん。」
その言葉と同時に誰かに腕を引っ張られた。
「っ!?」
「葉月先輩っ!!今からちょっと付き合ってよ。」
「はい?いや、あたし美羽と帰るから。美羽っ帰ろ!じゃ。」
「まぁまぁ、いいじゃん葉月~2人で遊んできなよ!あたし帰るからさ。んじゃぁね~!!」
「えっ?あ…ちょっ…美羽!?」