-グイッ…
「……っ!?」
それは、突然のキスでした。
「……~っ!!ちょっ!?」
しかも、あたしにとって…初めての。
「俺、皆川理久ね。」
「はっ!?」
「じゃ、ご協力どうも。」
そう言い残し去っていく後ろ姿を見つめながら、あたしは呆然と立ち尽くしていた。
「…あぁ、先輩。もう一回してほしい時は1年7組までどうぞ。」
「…………はい?」
もう一度振り返りそいつが言ったその言葉の意味を、あたしは普段めったに使わない頭をフル回転させ考えていた。
…これがあたしとアイツの、最初の出会い。
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