「なぁ里菜ちゃん。
俺もね、お母さんに捨てられたんだ。...二度も。」


「...え?」


「一回目は産んでくれた母親は僕を見捨てた。
二回目は育ててくれた母親はお金だけくれるだけ。一切俺のことなんて興味ないように振る舞うんだ。
だからさ1人だって思わないで?僕らもいるから。」



柳杞は何も言わないでコクリと頷いた。