「あ、いたいた。」




 教室の後ろの開いてたドアから人が入ってきた。




 一緒に掃除するはずの橘樹くん。




 「ホウキとってきてたんだ。」




 そういってほら、と手に持ってるホウキを2本見せてくる。



 あたしの分も取りに行ってくれてたんだ。