「美空といると本当に蛇の生殺しだな」


そう言いながら着替えをすませリビングに戻ると外を眺めている美空がいた。


「そんなに気に入ったのか?」 


「うん!」


楽しそうに笑いながら振り返る美空。


「いつまで我慢できるか…不安だ…」


隣で頭を抱える慎司をよそに美空は楽しくてしょうがなかった。


「今日は外でデートはやめて、家の中でゆっくりしようか?夜になれば夜景が見渡せるよ」


「うん!!!!そうしたい!!ても…慎司さんいつも見てるんでしょう?つまらなくない?」


「美空が楽しければそれでいいんだよ。そうと決まれば!!夜までなにしようか?ゲームもあるよ」


ゲーム?慎司とゲーム…繋がらない。


「似合わないとか思った?クスクス。結構オタクでなにも予定のない休みはゲーム三昧だったりするんだよ」


そういってテレビの下から何台ものゲーム機が
出てきた。


「あっ、これみて引かないでよ!!」


「可愛い。クスクスクスクス」


「あーぁ、俺の格好いいイメージが崩れていくぅ~」


「アハハハハ、慎司さんのイメージは気弱な男だよー!アハハハハ」


そんなやり取りをしながら色々なゲームをして楽しんだ。