私が勢いで言った言葉通り慎司はソファーで横になってる。


オレンジの淡い明かりの下慎司の頭と足が見える。


その他はソファーの背に隠れて見えない。


私は眠れなく何度となく寝返りをうっていた。


眠れるわけがない。手の届く場所に慎司がいて、長身の彼にはかなり狭いソファーで横にならせてしまった。


私がソファーに行けばよかったかなぁ。


暗がりの中後悔の念にかられていた。


目を瞑れば今日の出来事が走馬燈のようによみがえる。


突然現れた慎司。


突然言われた告白。


そして…今こうして居ること。


私…いいのかな…


恭ちゃん怒ってないかなぁ。


慎司さんを好きになったこと。


傷つくかもしれない。もしかしたら、また逃げ出しちゃうかもしれない。


それでも一緒に居たいと思う気持ち。


頭で考えても心は慎司に向いてて…


何が何だか分からなくなってきた。


話そうか…恭ちゃんの事…親のこと…自分のこと…


色々考えていたら眠気が襲ってきた。いつの間にか夢の世界へと入っていった。