病院を受診してから1ヶ月。
あの日木下から言われたことはこの一ヶ月間忘れたことはなかった。
いつも胸に引っかかり、一人の時はその事ばかり考えていた。
そんな私の心を安心させてくれるのは慎司の優しさ。
木下に連れて行かれたことは言ってない。
言うつもりもなかった。
もし言ってしまえば自分が一番よく分かってる不釣り合いな関係が終わってしまいそうで…
今は、今だけは夢を見ていたかった。
私の我が儘。
慎司の立場を分かっているのに断ち切れない。
マンションの屋上からみる青い空だけは自分の味方のような気がした。
「ここに居たんだ」
振り向かなくても分かる。
声を聞かなくても分かる。
必ず私を見つけてくれる。
大好きな慎司さん。
「この場所が一番好きだから…」
「最近よくきてるよな」
私の隣に立ち一緒に雲一つない朝の青空を見上げる。
「美空…美しい空…この空そのものだな、美空は…」
囁くように言われ横を向くと、穏やかな笑顔と西端な横顔に見とれてしまった。
「旅行にいかないか?来週3日休みが取れそうなんだ」
見とれていた私は驚きの顔に変わる。
あの日木下から言われたことはこの一ヶ月間忘れたことはなかった。
いつも胸に引っかかり、一人の時はその事ばかり考えていた。
そんな私の心を安心させてくれるのは慎司の優しさ。
木下に連れて行かれたことは言ってない。
言うつもりもなかった。
もし言ってしまえば自分が一番よく分かってる不釣り合いな関係が終わってしまいそうで…
今は、今だけは夢を見ていたかった。
私の我が儘。
慎司の立場を分かっているのに断ち切れない。
マンションの屋上からみる青い空だけは自分の味方のような気がした。
「ここに居たんだ」
振り向かなくても分かる。
声を聞かなくても分かる。
必ず私を見つけてくれる。
大好きな慎司さん。
「この場所が一番好きだから…」
「最近よくきてるよな」
私の隣に立ち一緒に雲一つない朝の青空を見上げる。
「美空…美しい空…この空そのものだな、美空は…」
囁くように言われ横を向くと、穏やかな笑顔と西端な横顔に見とれてしまった。
「旅行にいかないか?来週3日休みが取れそうなんだ」
見とれていた私は驚きの顔に変わる。