「ご、ごめん。でも、なんでそんなに早く来てたの?」





俺の質問に

彼女は笑顔で答える




「だって、楽しみじゃないですか?高校生って!
明日から高校生なんだー、って思ったら昨日寝れなくて。朝も早く目が覚めて。
家に居るのもなんか我慢できなくて」


「ぶっ!」




彼女の理由を聞いて

また俺はツボにはまった。





「えっ!なんで笑うんですか⁉」


「い、いや、ごめん。それでさっきも寝ての?」


「あ、ハイ。気づいたら寝ちゃってました。」




少し恥ずかしそうに

言う彼女。




これが


俺が朱莉を好きになった瞬間だった。






真っ白な肌が

少しだけ紅くなって




すごく可愛かった。