怒られると思ったのに



先輩達は俺にかわいそうな目を向けてきた。





「古閑と上手く行ってないんだな」


「もしかして振られた?」


「また次があるって。」


「はい⁉勝手に決めないで下さいよ!まだ振られてません!」


「「「…まだ?」」」


「あ…。」


「お前、本当に上手くいってないのか?」


「何しちゃったの?」


「話聞くか?」


「う…いいですよ。自分で何とかします。」




先輩達の目が急に真剣になるから焦る。




いっつもふざけてばっかなのに


こういうときにちゃんと考えてくれるとこ




いい先輩達だなって思う。