やだ、とか


そんな焦って言わなくても




かわいすぎるんですけど




正直もう許してたけど


面白いからいじけたフリを続ける




「別に。だって朱莉は俺とキスしたくないんでしょ?」


「え!そんなこと言ってないよ!晴樹とキスしたいよ!」




物凄く真剣な目で



すごいことを言っちゃう朱莉。




「じゃあ朱莉からして」


「えっ…///」


「俺からはしない」


「うぅ…きょっ、今日は風邪引いてるからまた今度にしよ!おやすみ!」




逃げたな




「あんなにキスしたんだから今さらだと思うけどな」


「ちょっ!変なこと言わないでよぉ!変態!」


「本当のことだろ」


「…っ!」


「まぁいっか。キスしたくないんなら。
俺は一階のソファで寝るかな。」




そう言って立ち上がった。