朱莉の方を向くと
俺の耳に顔を寄せる。
「今日はずっと一緒って約束したじゃん」
俺の耳から離れると
恥ずかしそうに俺を見つめていた。
「すいません…泊まってもいいですか」
「もちろんよ。あんまり変なことしちゃダメよー?ふふふ」
「もう!ママ!」
「はいはい、じゃあ朱莉は自分の分は洗っといてね。」
「はーい」
そしておばさんは
自分の部屋へと入っていった。
おばさんの部屋は
一回の和室。
「んあー、やっぱもうお腹いっぱい…」
「もう片す?」
「うん。洗ってくるねー」
「いいよ、俺やっとくから。朱莉は部屋戻ってて。」
「えぇー、1人でー?」
「だって朱莉、熱ひどい。」
朱莉のおでこに手を当てて言うと
「んー、大丈夫だもん。晴樹が洗い物終わるまで待つもん。」
「んじゃ、速攻で終らせるから待ってて」
「はぁーい」