いじめたくなる…




「朱莉、飲めないなら俺が飲ましてやろっか?」


「え?どうやって?」


「やってみる?」


「うん!わーい、やったー!これで晴樹帰らないよね!」





どこまで純粋なんだよ…





「じゃあっ、はいっ」





笑顔で


コップと薬を渡してくる。




意味、絶対分かってない。





俺は自分の口の中に


ジュースと薬を入れる。




ん?と不思議そうに首を傾げる朱莉に


顔を寄せる。





舌で朱莉の口をこじ開けて


口移しする。




ジュースを吸おうと


俺の舌が吸われる。




やばいな…これ






「んっ…」





ゴクッと


飲み込む音がして唇を離す。






朱莉は顔を真っ赤にさせて




「こ、こういうことなら、自分で飲めたよ!もう!」