風邪といったら


やっぱおかゆ?




なんとなくの知識で

おかゆを作って


薬とジュースを持って部屋に戻った。





ジュースじゃないと


薬が飲めないとか…かわいすぎるだろ





「あかりー、飯食えるか?」





部屋に入ると


寝ていると思ってた朱莉が


泣きそうな顔でベッドに座っていた。






「どうした?」




机におかゆを置いて


朱莉に近寄ると


か弱い力で抱きしめられた。





「朱莉?」


「はるきぃ…どこにも行かないで…」





そう言って


俺にすり寄ってきた。