ベッドの側に立ち尽くす晴樹の手を


自分の方にに引き寄せると


晴樹が前のめりになって


私のすぐ側に。





それをぎゅっと抱きしめる。





昨日

晴樹に抱きしめられながら寝ることの

安心感を知ってしまった私は



もうそれを手放せない。





すると


「しかたねえな」


と言う晴樹の声と共に



私は温もりに包まれた。




その愛しい温もりに安心して


私は目を閉じた。