晴樹だって熱あるくせに…




お姫様だっこされたことと

晴樹の甘い言葉で



私の顔は真っ赤っか。





こんな顔見られたら

また笑われちゃうよー!





晴樹に顔を見られたくなくて


晴樹の胸に顔をうずめた。





昨日よりもちょっと早い


晴樹の鼓動が伝わってくる。




晴樹の腕の中で優しく揺られて


だんだん頭がぼーっとしてきた。




すぐに部屋に着いて


優しくベッドに降ろされる。




「晴樹も一緒に寝よぉ?」




寝ぼけてそんな恥ずかしいことを口走っていた。