「はっくしゅ!」



俺のデカイくしゃみに


朱莉が目を見開く。





「晴樹、風邪?」


「ん、たぶん」


「えー!うそ!私のうつっちゃったの⁉」


「まぁあんだけくっついてたら、うつるだろ」


「…ごめん。私が一緒に寝たいとか言ったから…」




しゅん…と落ち込む朱莉が可愛い




思わず

コツンとおでこを合わせる。




「俺もしたかったんだから、いいの。
…てか朱莉も熱下がってないし。」


「うぅー、ごめんねー」




俺も朱莉も熱か…


あ。



ひとついいことを思いついた。