「っ!だって!委員会って言ってた日の朝、女の先輩と学校行ってたじゃないっっ!!」

「あれは…」

嫌だ。理由なんて聞きたくない。

「…これ」

「えっ?」

要が私に差し出したのは、可愛くラッピングされた袋だった。

「誕生日プレゼント。何あげたら喜ぶか同じ委員会の奴に相談してたんだよ…」

「かっなめぇ…」

要、ごめんね。勝手に勘違いして、浮気なんてして。

あの時の”好き“はホンモノだったんだね。