「俺、おじいちゃんになってからでもいいんだけど、いつかはここに戻ってきたいんだ。」 『うん、自然がいっぱいだもんね。』 海の反対側には森があって、空気も綺麗。 こんなところでのんびり暮らすのもいいかもしれない。 とても穏やかな時間が流れていた。 8月ももう終わりで、夕方になれば風も少し冷たい。 私達は飽きる事なく、ずっと空と海を眺めていた。