みんなが寝てしまった中、私は何となく寝れなくてそっとテントから出た。
その後を追うように空もテントから出てきて、2人で砂浜に座り夜の静かな海を眺めていた。
空には無数に輝く星。
暗くて見えなくなってしまったけれど、私は遠い向こうにある空と海が繋がる水平線を見ていた。
いつか、こうやって海が見える場所に住みたい。
そう思って眺めていた。
「海とこうして夏の思い出を作れて良かった。」
『うん。秋も冬も、沢山思い出作ろうね。』
静かな波の音を聞きながら、確かに私達には未来があった…。
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