『ねぇ、こうしてると初めてドライブした日を思い出さない?』

「そうだね。」


私達はきっと同じところを見ていたと思う。


ずっとずっと向こうの、空と海が繋がっている水平線。


私達もずっとこうして繋がっていられたらいいのに。


そんな思いで私は見ていた。