「そう。イッシーから連絡きた。夏休み取れるのか?」 「俺は取れるけど、海は大丈夫?」 『うん、多分。』 このイッシーと康弘くんっていうのは、高校からの友達で、毎年夏になるとキャンプをするらしい。 今年ももうそんな時期がきていた。 「ねっ、だから一緒に水着買いに行こう?」 再度、美和ちゃんに誘われ私はコクリと頷いた。