食事を終え、2人で誠くんのお店に行く事にした。


カランカラン


今日は土曜日なだけあって、お客さんが多い。


私達は奥の方のカウンターに座る。


「いらっしゃい。今日は仕事休みなのに一緒?」


いたずらっ子のような顔をして誠くんは私達を交互に見る。


「俺達、今日から付き合い始めたんだ。」


空の言葉に誠くんは目を丸くして驚いている。


「マジか。おめでとう。こんなに早くくっつくとは思わなかったよ。いやぁ、海ちゃん良かったね。」

『うん。ありがとう。』


少し照れくさかった。