探るなんてイヤだけど、気になってしまった私はその日、誠くんのお店に向かった。 きっと誠くんなら何か知ってるかもしれない。 カランカラン 扉を開けると、カウンターに立つ誠くんと目が合った。 「海ちゃん!いらっしゃい。」 『こんにちは。ちょっといいかな?』 「どうぞ。」 お客さんはまだ誰もいない。 椅子に座り、とりあえずウーロンハイを頼む。