藤沢くんが私のカラになったグラスを見て、
「もう飲み物なくなってるね、なんか飲む?」
『うん、同じの。』
無意識にそう答えていた。
まともに藤沢くんの顔が見れなくなって、少し下を向く。
「あっ、そうだ。この前海ちゃんさっさと帰っちゃって聞けなかったけど、ケータイの番号教えてくれる?」
チラチラとケータイを目の前で振って、藤沢くんが聞いてきた。
『あ、うん。いいよ。』
藤沢くんと、何故か誠くんとも番号交換をした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…