「おー、空じゃん。はぁ?お前…。」 私を見てカウンターの中にいた男の人はビックリしている。 「同じ会社の海ちゃん。つい最近友達になったんだよ。」 カウンターの中に立つ彼はスラッと背が高くて、茶色い短髪をツンツンと立たせていた。 藤沢くんの友達らしい。 「海ちゃんって言うの?海と空っていいじゃん。俺は誠(まこと)よろしくね。」 『こちらこそ、よろしく。』 誠くんは同い年で、話しやすい感じがした。