とっても明るい人で、私は店長の事をお母さんみたいに慕っていた。


「いつ来たの?」

『今日です。私、またここで暮らす事にしたんです。』

「そうなの?嬉しいわ。」

『その節は、ご迷惑をおかけしてすいませんでした。』


私が突然辞めたいと言った時、店長は何も聞かずに笑顔で了承してくれた。


きっと何かを感じとってくれていたのだろう。


「いいのいいの。それより、仕事は決まったの?」

『いえ、まだです。』

「じゃあ、ウチで働いてよ。」

『いいんですか?』

「うん、お願いね。」

『はい!』


店長の厚意であっさりと仕事を決める事が出来た。