「長倉、お疲れ。」
みんなが退社した後にデスク回りを片付けていると、岩谷さんがコーヒーをいれてきてくれた。
『お疲れ様です。いただきます。』
コーヒーを飲みながらも紙袋に荷物を詰め込む。
「企画の奴に聞いたんだけど、お前の彼氏も辞めるんだって?」
『…はい。』
「何があったのかは知らないけど、お前は幸せになるんだよな?」
『はい。』
「じゃあ、頑張れよ。」
ポンッと私の頭に手を置き、岩谷さんは帰っていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…