「…父さん…母さん。」


その言葉を聞き私も前を向くと、そこには父と母が立っていた。


「やっぱり一緒に居たのか。」


父は落胆している。


母は泣きそうな顔で私を見た。


「とりあえず、入って。」


空が鍵を開け4人は家の中に入った。


父と母はソファーに、私達は床に座る。


かなり険悪な空気が漂う。


「いつまでこんな事続けるつもりだ?」


低く静かな父の声が響く。


「ずっとに決まってるじゃん。」


空がそう答えると父は目をカッと開き、空に殴りかかってきた。