果たしてそれが私を尊重してくれていたからなのか。 それとも、構っている余裕がなかっただけなのか。 それはわからないけれど、とにかく私は自由だった。 逆に自由だと悪い事なんてする気になれず、私はどちらかと言えばマジメな子だったと思う。 誰に言われたわけでもないのに、勉強を頑張ったり。 今思えば、きっと母にもっと構ってほしかったのだろう。 けれど、毎日忙しく働いてる母にそんな事は言えなかった。