数日後、休日で空の家に2人で居た時、空のケータイが鳴った。


ディスプレイを確認すると空は立ち上がり、ベッドルームへと入って行く。


「わかってるよ!」


空の怒鳴り声にも聞こえる声がリビングにまで聞こえてきた。


少しして戻ってきた空は、何か思いつめた顔をしている。


『空、大丈夫?お父さんからでしょ?』


私がそう聞くと、後ろから私を抱きしめて


「ごめん。でも大丈夫だよ。」

『うん。』


弱々しい空がいた。


きっといつもこうして父から連絡がきて、私と別れるように言われてるんだと思う。