あの日、何もかも忘れて空と2人でカウントダウンをして初詣に行った。
おみくじをひくと、私は吉、空は小吉。
これから先をあんじているような結果だった。
それでも、前と変わらず幸せな時間を過ごして、お昼前には帰宅。
母は心配そうな顔をしていたけど、特に何も言わなかった。
ただ一言、
「海はちゃんと理解してると思っているから。」
そう言われた。
もちろんちゃんとわかってる。
わかっているけど、私は空と双子なんて認めたくない。
だから何も考えないようにしていた。
それじゃあ何にも変わらないのにね。
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