「僕の母はあなたなんですね?」

「そうよ。」


ちょっと待って。


私のお母さんが空のお母さんなの?


本当に私達は兄妹なの?


『お母さん、嘘だよね?そんな事あるわけないじゃん。』

「海…ごめんね。本当なの。」

『いやー!』


私は泣き崩れてしまった。


「海、しっかりしろ。これからの事、ちゃんと話そう?」


空はすごく落ち着いた口調で私に話しかける。


『これからの事って何?』

「海の部屋に行こう。」


空に支えられながら、私の部屋に向かう。