翌日、出社すると麻美が近寄ってきて例のごとく給湯室へ。 「昨日、陽太と真剣に話し合ったよ。」 『うん。』 「私と付き合ってるって親が知ったら、絶対私のとこに来て別れるように言ってくると思ったから私の事隠したんだって。」 『そんなに小宮山くんの親って厳しいの?』 「みたいだね。で、お見合いしないって言ったら彼女がいるんじゃないかって探り出すから、それがイヤでするって言ったらしい。」