その時、カランカランとお店のドアが開いた。


立っていたのは美和ちゃん。


ツカツカっとこっちに歩いてきて、カウンター越しに誠くんに向き合うと、


「誠、ごめんなさい!」


美和ちゃんは頭を下げた。


美和ちゃんだって本当はちゃんとわかっていたんだよ。


ただそれでもヤキモチを妬いてしまっただけで。


やっぱり誠くんの事が大好きだから、自分からこうして謝りにきたんだと思う。


「美和、俺の方もごめん。もっと気をつけるから。」

「誠…。」


2人はしっかり仲直りが出来た。