次の日、出社すると麻美はいつもの明るさを取り戻していた。


仕事もテキパキこなしていたし、同僚と楽しそうに話している姿も見た。


そして、


「今日、もう1度陽太と話してみる。」


そう言って小宮山くんと会社をあとにして行った。


私は空と退社して夕食を食べ、誠くんのお店へ。


「いらっしゃい。」

「よっ。俺ビールね。」

『こんばんは。私もビールもらおうかな。』

「はいよ。」


カウンターに座り店内を見渡すと、結構お客さんが入っていた。