「何食べようか?」

『パスタがいいな。』

「いいよ。」


そして、よく行くパスタ屋さんへと向かった。


日曜日のお昼時で店内は人で溢れている。


「少し待ちそうだね。」

『うん。やめとく?』

「いや、待ってよう。」

待つ事15分。


ようやく席に案内され、注文を済ませる。


その時、私達のテーブルの横を知っている人が通った。


『あっ、小宮山くん!』

「えっ?」


先に気付いた私が声をかけ、空もそっちを見る。