もう好きなものだってたくさん買ってもらった。

だけど、まだやっていないことがひとつ、残っていた。

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午後10時。

今日も高級な食事をし、そのあとには夜の貸し切り観覧車へ。

明日の休日にはどこか、海外にでもバカンスに行こうと言われ、
内心、いやいやながらも「やったぁ~!真一君とそーゆうとこいきたかったぁ~!」
と呟いておいた。

あの馬鹿男はどーせ、バカンスなどと呟いて周りのやつらに自慢ばかりするのだろう。

もう目に見えている。 

だったらその前に最後のやっておくことを明日やろうと優香は決断した。

次の日。。。

高級車で空港にむかい、飛行機に乗った。
行き先はハワイのバカンスにちょーどいいところだった。

ハワイの空港に到着し、キャリーバックを片手にまたまた高級ホテルへとむかった。

ビーチのすぐ横に建てられているので眺めがステキだ。

だか、そんなこと優香にしたらどーでもよかった。
今夜はハワイに友人たちが集まり、パーティーをするという金持ち特有の事だった。

それまで街へいってショッピングをたんのうして、そのあとはビーチへ。

ほどほどに泳いだところで真一は
「今夜するパーティーのセッティングをしてこないといけないからそこら辺暇つぶしにでも遊んできなよ!」
とマイクレジットカードを渡してきた。

優香も一瞬これを使いに行こうと思ってしまったが、優香にも準備がある。