ただ愛しくて、

離したくなくて、

だけど、俺の事を好きっていった千春の顔がみたくて、

千春、

千春――……。

「わた……しっ……西原、せんせ、いにプロポーズ、されたけど……軽い考え、で、言うなって、言われ――……」

「もういい、もういうな」

再び抱き寄せる。

千春が、何を思ってるのか知らない。


だけど、俺を選んでくれた。

嬉しさで俺、どうかしそうだ。