もし公佳ちゃんが来られなかったら私が一人で行かなきゃいけないのかな!?



それだけは嫌だ。だって月島くんと大地くん、どっちも性格悪そうだし。




『ありがとう!ママやマネージャーには映画の打ち上げに誘われたという事にするわ。楽しみにしてる!』




公佳ちゃんの声が明るく弾んでるのが電話越しにでも分かっちゃう。



「うん、楽しもうね」




相手が月島くん達ってのが不安だけど、久しぶりに[友達]と遊べそうなのは、私としても嬉しい。




特に今は、恭哉のあのホテルと女の人の事でもやもやしてるから、明後日は絶対に気晴らししてやるんだもんね!