石川 花 が不登校になっているという。
アタシが回し蹴りをしたことや イジメの有無の聞き取り


「からかわれてたから 頭に来たんです」

「そうなんだ。中学の頃そんな話はつかんでたから
ちょっと気にはしてたんだけど
また急に何でそんなことになったんだろう」


千尋が花に接近したからとはいえず

「ちょっとわかんないですけど学校来てないんですか」

千尋が元気なさげなのはそのせいか……


多分 責任感じてるんだろうな……

不登校の話は千尋も気にしてるだろうから
アタシも触れずにいようと思った。


千尋の帰りが遅くなってきたのはそんな頃からだった。

「最近 帰り遅くない?
部活もしてないのに……どうしたの?」

夕飯当番が適当なものを抱えて帰ってくるのが
一時間くらい遅くなっていた。

「悪いちょっとしばらくさ 飯適当にやろうよ」

「何で?」

「少し遅くなるからさ……この埋め合わせは
必ずするから」

「いいけど……どうしたの?」


千尋は何か言いたげだったけど

「ん いや とりあえずそう言うことで……」

そう言うと部屋に戻って行った。

「変なヤツ……」