「誰にもわかんなくていいんだ……花ちゃんの可愛さは
俺だけがわかればいい……多分 本人すらも気づいてない……
あの可愛さ……たまんねー……」

少し呆れた顔で千尋を見た。


「でもさ…完璧 避けられちゃったよ……
切ないな……そう簡単にあきらめきれない……
やっとこんな近くで一緒にいられるのに……」


アタシはうらやましくなった

千尋にこんなに想われて 石川 花 がうらやましい


「千尋の告白も 手際のいい抱っこも からかってるって
全校生徒思ってると思うよ」

千尋がマジ顔になった。


「切ないな どうやったらむきあってくれるんだ。」

「そっとしておいてやったら
千尋がちょっかいかけると またいらない攻撃されるよ」


自分が情けないヤツだと思った。


「そうだな」

「もっと千尋にお似合いの子が現れるって
石川 花 はちょっと違うもん……それにからかわれて
すごく可哀そうだったし 危険だよ」

「そうだな。時間はかかるけど
関わらない方がいいのかな…一度撃沈されてるし
怖がられてるし…軽蔑されてる
俺の初恋 かわいそすぎだろ……」


千尋がご飯を頬張った。


そうだよ千尋
忘れた方がいいって・・・・・・
あの子は 千尋のこと好きになんかならないから・・・・