石川 花 はいじられすぎて きっと誰のことも
信じらんなくなってる……。

わかる 千尋を挟んでの三角関係じゃなかったら
絶対許せない いじめだと思う。


「ね 石川 花 ちゃん?
俺 6組の 柴田 健吾 付き合ってあげてもいいよ~」


来たよ バカが……

避けようとしてる 石川 花 にしつこくつきまとう。


「真っ赤になるんでしょ?なった?顔見せて~」

足元から顔をあげない 石川 花

「花ちゃん ブスだけど 付き合ってもいいよ~
だけどすぐに やらせてくれる?」


怒りが湧いてきた。


「そん時は毛布で顔 隠してね」

ギャラリーの バカが半分笑って 後はとても笑えなかった。


アタシの体は止まらなかった。


しつこく 花を覗き込む バカのケツに回し蹴りが決まった。

「いって~~~!!!」

ケツを抑えてしゃがみこんだ。


「あんたさ バカだね」 まともな子たちが失笑した。

「て…てめー何だ コラ!!」

バカが立ち上がった。
負けないもん~千尋が来てから 中学まで
本気の取っ組み合いのけんかだってしたし……

「そういう低能なイジメやめてくれない?不愉快!!!」