「こんなかっこわりーとこ見せられんのも
キョンタだからだな。話してめっちゃ楽になったよ。
おまえが恋した時は 俺が力になるから まかせとけ~」


バカ バカ バ~~カ!!!


「そん時はよろしく」


あんたに 恋してんだよ!!!!


「またさ 俺の愚痴 聞いてな・・・・・」

「それはいいけど 早く忘れなよ・・・・」


それが精一杯の アタシの気持ち


そして 願いだよ・・・・・・

「だな~~よし 風呂入ってくるわ」


そう言うと 鈍感野郎は 立が上がって風呂へ消えた。


涙がスーッと 自然に流れた・・・・・。


胸がチクンとした……。


千尋が 好きなの………
アタシは いつだって女の子として・・・・・・


だから アタシを家族じゃなくて
女の子って言う目で見て欲しい………


鏡に映るアタシは 悲しそうだった。


「キョンタ~~~~~俺のシャンプーとって~~!!!」

風呂から千尋が叫んでる。

ニッコリ笑ってみる……アタシが間違いなく千尋に一番近い人間なんだ。


「も~~~用意してからはいんなよ~~!!」
きっと 千尋の恋は終わるから・・・・・

アタシはそう信じていた・・・・・・・・。