2人の気持ちは絶頂に達し、

何時しか二人で果てていく。

・・・

宗吾の愛の囁きを、

耳元で聞きながら・・・

・・・

・・・・・

「・・・ん・・」

・・・

ふすまからほんのり部屋へ差し込む、

太陽の光・・・

私は、宗吾に抱きしめられたまま、

幸せな朝を迎えた。

・・・

まだ眠る無防備な宗吾の寝顔。

その寝顔にそっと触れようと、

左手を伸ばした。

…キラッ。

・・・

左手の薬指に、

光るものを見つけ、

私は自分の目の前に、それを持ってくる。

・・・

これは指輪。

大きなダイヤが入った綺麗な指輪だった。


「…気に入ったか?」