「宗吾さ・・ぁん・・」

名前を言い終わらないうちに、

温かな宗吾の唇が、私の口を優しく塞ぐ。

・・・

その甘いキスに、

すぐに何も考えられなくなった。

目の前には、妖艶な顔の宗吾。

私はその顔に欲情する。

・・・

私は宗吾の体しか知らないけど、

宗吾の体さえあれば、

宗吾の愛さえあれば、

それだけで幸せが、

宗吾への愛が溢れ出す。

・・・

一枚ずつ脱がされていく着物。

それがまた何とも恥ずかしくて、

頬を赤くする。

「綺麗だ・・・亜紀」

「宗吾さん・・・」


「今宵一時、亜紀はオレだけのモノ・・・」

「宗吾さん…好き・・・」

「好きなんかじゃ足りない・・・

私は亜紀を愛してる」